本記事では、SNSの活用を検討している企業様に向けて、SNS運用のポイントやユーザーとの接触頻度の高め方、効率的な動画制作方法まで詳しく解説します。SNS運用の理想は、チーム内で統⼀された評価軸をもとに、メンバーが議論できるような状態です。本記事を参考にして、SNS運用を成功させましょう。
【本記事で解決できる悩み】
・SNSの使い方がわからない
・SNSに対しての評価が社内で異なり、目標が定まらない
・SNSの効果的な運用方法を知りたい
目次
情報過多の現代
社内の評価軸を統一するには、まず情報過多の現代を知ることが大切です。総務省の調査によると、現代は情報の増加量に比べて、ユーザーの消化量が追いついていないことがわかりました。
ユーザーはより自分が興味のある情報しか取得しなくなり、企業が発信する情報の影響力はどんどん低下するといえるでしょう。そのため、よりユーザーの興味を惹くアプローチが必要です。
参考:令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(PDF)
ツールの多様化
現代はユーザーへのアプローチ方法もさまざまです。マーケティング戦略を練る際は、動画やゲーム、SNSなどツールが多様化されている点に注意しましょう。
なかでもSNSはTwitterやInstagram、Facebook、TikTokなど、多くの種類が誕生しています。SNSで広告を出稿する際は、配信面が頻繁にアップデートされる点も気を付けなければなりません。
SNSは”バズる”よりも”接触頻度”が重要
SNS運用の際は、接触頻度を上げることを意識しましょう。一過性の話題はすぐに忘れ去られてしまい、記憶に定着しません。心理学の「単純接触効果」でもあるように、何度も自社情報に触れさせることが大事です。
単純接触効果:複数回接触を繰り返すことで、興味を持つようになる心理現象
接触頻度の高め方
接触頻度を高めるための方法として、ソーシャルメディアの施策4つを紹介します。それぞれの特徴を把握して、自社に適したものを選びましょう。
特徴 | メリット | デメリット | |
ペイドメディア | コストをかけて拡散する | ・幅広いユーザーへアプローチできる
・広告内容を決められる ・オウンドメディアの拡大に有利 |
・膨大な広告費がかかる
・コンセプトやターゲットがズレると 広告費が無駄になる恐れがある |
アーンドメディア | 有料広告以外の方法で獲得した宣伝や露出 | ・ユーザーの信頼を獲得できる
・リアルな意見や感想を把握できる ・コストがかからない |
・情報のコントロールができない
・効果予測や結果測定がしづらい ・炎上につながる可能性がある |
シェアードメディア | SNSのシェア機能を利用するメディアのこと | ・リアルタイムで拡散される
・コストがかからない ・小規模事業も取り入れやすい |
・情報のコントロールができない
・効果予測や結果測定がしづらい ・炎上につながる可能性がある |
オウンドメディア | 自社で保有するメディアの総称のこと | ・ブランディングができる
・コンテンツが資産として蓄積される ・広告費を抑えられる |
・効果が出るまで時間がかかる
・運営コストがかかる |
ペイドメディア(Paid Media)
ペイドメディアとは、コストをかけて拡散する広告手段のことです。主にCMや雑誌、SNS広告などのWeb広告が当てはまります。
【メリット】
・幅広いユーザーへアプローチできる
・広告内容を決められる
・オウンドメディアの拡大に有利
【デメリット】
・膨大な広告費がかかる
・コンセプトやターゲットがズレると広告費が無駄になる恐れがある
アーンドメディア(Earned Media)
アーンドメディアとは、有料広告以外の方法で獲得した宣伝や露出のことです。レビューサイトでの口コミや、ニュースサイトなどのメディア掲載が当てはまります。
【メリット】
・ユーザーの信頼を獲得できる
・リアルな意見や感想を把握できる
・コストがかからない
【デメリット】
・情報のコントロールができない
・効果予測や結果測定がしづらい
・炎上につながる可能性がある
シェアードメディアとは、SNSのシェア機能を利用するメディアのことです。従来アーンドメディアに分類されていましたが、SNS分野に特化したメディアとしてシェアードメディアが生まれました。
【メリット】
・リアルタイムで拡散される
・コストがかからない
・小規模事業も取り入れやすい
【デメリット】
・情報のコントロールができない
・効果予測や結果測定がしづらい
・炎上につながる可能性がある
オウンドメディア(Owned Media)
オウンドメディアとは、自社で保有するメディアの総称のことです。一般的には、Webサイトや自社ブログなどが当てはまりますが、パンフレットや広報誌などもオウンドメディアに該当します。
【メリット】
・ブランディングができる
・コンテンツが資産として蓄積される
・広告費を抑えられる
【デメリット】
・効果が出るまで時間がかかる
・運営コストがかかる
SNSには動画クリエイティブが有効
SNSには動画クリエイティブが有効です。動画制作の際は、何を伝えるか(内容)だけでなくどうやって伝えるか(届け方)も重要になります。メリット・デメリットを把握したうえで、定期的にSNSへアップしましょう。
【SNS×動画クリエイティブのメリット】
・テキストよりも動画ほうが情報を多く伝えられる
・インパクトが強く、心に残りやすい
・拡散されやすい
【SNS×動画クリエイティブのデメリット】
・制作費用・時間がかかる
・低品質な動画はブランドイメージを損なう恐れがある
効率的な動画制作方法
動画制作は、以下の4つのステップを踏んで効率的に進めていきましょう。
ステップ1:訴求テスト
価格や実績、機能などさまざまな軸で訴求テストを行います。
ステップ2:ブラッシュアップテスト
ステップ1で最も良かった軸の訴求で文言などのブラッシュアップをします。
ステップ3:見せ方テスト
フォントやカラーを変えて、見せ方のテストをします。
ステップ4:複数サイズ展開
クリエイティブを複数サイズでテストし、広告配信する媒体の特性にあわせて配信します。
SNSとの併用にはライバルマーケティング広告がおすすめ
SNSとの併用ならライバルマーケティング広告が有効です。
ライバルマーケティング広告とは、任意のURLの訪問者に広告配信をするマーケティング手法のことです。SNS運用とあわせてライバルマーケティング広告を実施することで、CVアップが狙えます。
ライバルマーケティング広告は、競合他社の集客力を活用しながら効率的にターゲットへアプローチができます。SNS運用との併用で、CVアップ+自社サービスの認知度向上が期待できるでしょう。
まとめ
SNS運用の理想は、チーム内で統⼀された評価軸をもとに、メンバーが議論できるような状態です。
情報過多の現代では自社サービスに合ったSNSを選ぶこと、SNS運用の際はバズることよりも、接触頻度を上げることを意識しましょう。SNSには動画クリエイティブが有効なので、効率的に制作することがポイントです。
SNSとの併用なら、ライバルマーケティング広告がおすすめ。CVアップ+自社サービスの認知度向上が期待できるでしょう。
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