TikTokは世界でのアプリダウンロード数が多く、今最も勢いのあるSNSです。若年層をターゲットに訴求するなら、TikTokの広告配信を始めましょう。
本記事では、TikTokの特徴から広告の種類、費用、広告配信の前知識まで詳しく解説します。TikTok広告を配信したい方はぜひ参考にしてくださいね。
【本記事で解決できる悩み】
- TikTokがどんなSNSなのかわからない
- TikTok広告にはどんな種類がある?
- TikTok広告の機能がよくわからない……
目次
TikTokはどんなSNS?
TikTokは、短い動画を作成・投稿できるプラットフォームです。
【TikTokの特徴】
- 15秒/60秒/3分の短い動画をアップロードできる
- ユーザー層は10~20代が中心
- 2022年世界のアプリランキングにおいて、6億7,000万DLで1位
参考:2022年世界のアプリランキング、TikTokが6億7000万DLで首位に | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
TikTokは短い動画でユーザーの興味関心を惹きやすく、ファッションなどの視覚的アプローチが有効です。また、TikTok上で流行した音楽はAppランキングで上位になりやすいという特徴があり、音楽などの聴覚アプローチも効果があります。親和性の高いコンテンツを配信することで、ユーザーのアクション率が高まるSNSです。
TikTok広告の種類
続いて、TikTok広告の種類について解説します。
種類 | インフィード広告 | 起動画面広告 | チャレンジ広告 | 運用型広告 |
特徴 | 5~15秒の動画広告が投稿ができる | TikTokを起動した際に表示される広告 | ユーザー参加型の広告 | 自社で専用アカウントを作成し、運用する |
掲載場所 | 視聴ページのおすすめ欄 | TikTok起動画面 | – | – |
メリット | 一般の広告と見分けがつきにくい | ユーザーの目に留まりやすい | 多方面に広まりやすい | リーズナブルな料金設定 |
デメリット | 動画の質で成果が変わる | 1日1社限定で確保が難しい | 費用が高い | すべて自社で運用する必要がある |
インフィード広告
TikTok広告を運用する場合、基本的にインフィード広告での出稿になります。通常の投稿と同様、5~15秒の動画広告が投稿可能です。
一般の広告と見分けがつきにくいというメリットがあるものの、動画の質次第で成果が変わる点がデメリットです。
【掲載場所】
視聴ページのおすすめ欄
起動画面広告
起動画面広告は、TikTokを起動した際に表示される広告です。広告を経由して自社サービスの認知拡大、購入を促せます。画像、GIF画像、GIFアニメーションを表示することが可能です。
ユーザーの目に留まりやすいですが、1日1社限定で確保が難しいことが難点といえます。
【掲載場所】
TikTok起動画面
チャレンジ広告
チャレンジ広告はユーザー参加型の広告です。企業がお題のハッシュタグを作成し、そのハッシュタグに沿うようユーザーが動画を作成します。
TikTokで最も反応率が高い施策ですが、広告費用はどのプランも1,000万円を超えます。
運用型広告
運用型広告とは、自社で専用アカウントを作成し、運用することで広告を出す方法です。「TikTok For Business」というプラットフォームでTikTokに広告を出せます。
自社でターゲット設定や広告作成、配信までを行う必要がありますが、他の広告と比べて費用が少額です。
TikTok広告にかかる費用
TikTok広告にかかる費用はどのくらいでしょうか。それぞれの広告費用の目安を算出しました。
種類 | 費用 |
インフィード広告 | TopView:625万円(起動後最初の動画として表示) OneDayMax:300万円(おすすめ欄の4番目に表示) BrandPremium:42万円(おすすめ欄の80番目以内に表示) |
起動画面広告 | 500万円程度 |
チャレンジ広告 | スタンダードチャレンジ:1,500万円(バナーとおすすめに6日間表示) ハッシュタグチャレンジプラス:1,700万円(バナーとおすすめに5日間表示) バトルハッシュタグチャレンジ:2,000万円(2つのハッシュタグをバナーとおすすめに3日間表示) ベーシックハッシュタグチャレンジ:1,000万円(おすすめに3日間表示) |
運用型広告 | クリック課金:30〜100円 インプレッション課金:100〜1,000円 再生課金:5〜60円 |
TikTok広告の成果計測方法
TikTok広告の成果計測をする場合、イベントマネージャーを利用して「ピクセル(計測タグ/トラッキングコード)」を発行し、Webサイトか、Googleタグマネージャーなどの外部ツールに設置しましょう。
ピクセルの設置を忘れてしまうと成果計測ができません。広告で成果が得られたかどうかがわからないので、忘れないように設置しましょう。
TikTok広告配信の便利機能
次に、TikTokで広告配信する際に便利な機能について紹介します。
カスタムオーディエンス機能
カスタムオーディエンスとは、特定の行動をとったユーザーをターゲティングできるTikTokの機能です。特定の行動をとったユーザーをグループ化し、任意の各種条件でセグメントして配信対象にできます。上手に活用して、効果的な広告配信を行いましょう。
TikTok広告の配信場所設定
TikTok広告は、TikTok内だけでなく「キュレーションアプリ(BuzzVideoなど)」や「Pangle」に配信することが可能です。手動プレースメントで設定すれば、TikTok以外のアプリにも配信できます。
自動プレースメント:自動的に最適な場所(アプリ)に配信される
手動プレースメント:好きな場所(アプリ)を設定して配信できる
ただし、自動プレースメントで広告配信すると、意図せず他のアプリに広告が配信されてしまう可能性があるので注意しましょう。
TikTokアカウントは連携あり・なしの選択式
TikTokアカウントは、TikTok For Businessアカウントと連携することが可能です。連携すると、アカウントは自動的にリンクされます。
【連携することのメリット】
- TikTokアカウントの認証情報を使用して、TikTok For Business製品にログインできる
- TikTok広告を公開する際に、TikTokアカウントからのネイティブ投稿を使用してSpark Adsを作成可能
TikTokアカウントを所持していない場合は、「カスタムアイデンティティ」を利用してアカウントを連携せずに広告配信できます。
参考:Learn About Identity | TikTok Ads Manager
第三者配信「Spark Ads」機能
Spark Adsとは、オーガニック動画をインフィード広告の素材として活用できる広告フォーマットです。CTAボタンを設置できるため、特定のユーザー層にリーチできます。
【自社投稿を使用する場合の設定方法】
①TikTokアカウントとTikTok For Businessアカウントを連携
②広告の作成
【クリエイターの投稿を使用する場合の設定方法】
①TikTokで広告設定を許可
②コードを取得
③広告の設定
TikTok広告と併用で効果アップ!ライバルマーケティング広告
TikTok広告のようなSNS広告との併用におすすめなのが、ライバルマーケティング広告です。
ライバルマーケティング広告では、特定のページを訪問したユーザーに対して広告を配信できます。併用して運用し、成果の向上を狙いましょう。
まとめ
TikTokは、短い動画を作成・投稿できるプラットフォームです。2022年世界のアプリランキングで第1位を獲得し、今最も勢いのあるSNSといえます。
TikTok広告の種類は、「インフィード広告」「起動画面広告」「チャレンジ広告」「運用型広告」の4種類。予算や目的に合わせて最適な広告を選びましょう。
顕在層にアプローチできるライバルマーケティング広告と併用すれば、より成果を期待できます。
TikTok広告運用について、詳しい資料はこちら
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