InstagramやFacebookなどのSNS運用を任されてはいるものの、「1日に何回もSNSを投稿するのは難しい……」「同じバナー画像を何度も使ってしまう」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
本記事では、InstagramやFacebookアカウントを運用している担当者様向けに、広告運用の成果を最大限高める方法を紹介します。PDCAサイクルを効率良く回せるようになるので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
SNS広告運用でまず知っておくべきこと
Instagram・Facebookの広告運用で重要なのは、「ABテスト」です。画像が映えるInstagramやFacebookは、直観や印象でクリックする率が変わります。
ユーザーの目に留まるよう最低2パターンの画像・動画を用意し、繰り返しABテストを実施しましょう。
SNS広告運用で用意するべき画像・動画の数とは?
InstagramやFacebookで広告を運用する場合、用意するべき画像や動画の数はどのくらいでしょうか?以下では、InstagramとFacebookに分けて、具体的な数字を紹介します。
Instagramの場合
nstagram広告の見え方は、選択しているフォーマット(画像/動画/カルーセル)および表示場所(ストーリー/フィード)によって異なります。広告フォーマットの種類は、以下の6つです。
【広告フォーマットの種類】
- 画像
- 動画
- カルーセル
- Instagramストーリーズ
- リール
- Instagramショップ
参考:Instagram広告のフォーマットについて
ABテストを行う場合は、出稿する広告+2倍の数のパターンが必要になります。つまり、画像・動画・カルーセルの広告を出稿すると仮定した場合、最低限3×2=6種類の画像・動画の用意をしましょう。
Facebookの場合
Facebook広告は、目的によってフォーマットが異なります。広告フォーマットの種類は5つです。
【広告フォーマットの種類】
- 画像
- 動画
- カルーセル
- インスタントエクスペリエンス
- コレクション
参考:Facebook広告フォーマットのタイプ
Instagramと同様に、ABテストを行う場合は出稿する広告+2倍の数のパターンを用意しましょう。たとえば、画像・動画・カルーセルの広告を出稿するなら、最低限3×2=6種類の画像・動画が必要です。
バナー作成/リサイズ/ABテストの工数
バナーの作成や各広告に合わせたリサイズ、ABテストの工数は実際どのくらいかかるのか、把握しておきましょう。以下では、自社制作(インハウス)の場合と外注した場合を比較して解説します。
自社制作(インハウス)の場合の工数
担当者1名が10件の画像・動画の制作、リサイズをする場合、最短で3営業日以内、最長で1週間程度かかります。
自社制作は、代理店へ依頼するコストを抑えられ、自社でノウハウを蓄積できるという点がメリットです。しかしSNS専用の担当者が必要なうえ、最新情報のキャッチアップがしづらいといったデメリットがあります。
外注した場合の工数
外注の場合は、画像と動画の制作で発注先が分かれてしまう可能性があります。画像は1~3営業日以内、動画は最短10営業日程度が相場です。
外注は広告運用のプロなので効果が出やすく、市場動向のキャッチアップが早くなるといったメリットがあるものの、コストがかかる・自社にノウハウが蓄積されないといったデメリットがあります。
結論、自社制作と外注で大きな工数の差はありません。メリットデメリットを把握して、自社に合ったほうを選びましょう。
SNS広告運用の効果を最大限高める方法
続いて、SNS広告運用の効果を最大限高める方法について解説します。
①各SNSの特性を理解する
まず大事なのが、各SNSの特性を理解することです。
【Instagram】
Instagramは女性の利用者が多く、内容の面白さ・写真のきれいさが求められます。そのため、繰り返し画像や動画のABテストをすることが大切です。
- 日本の利用者は男性43%/女性57%※Instagram内部データ 2019年6月時点
- 国内Z世代(18〜25歳の国内Instagram利用者)の人気ハッシュタグは「#いいね返し」「#fff」「#fashion」など
参考:Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破 | Metaについて
参考:Instagram、Z世代の利用動向から見る2022年のトレンドを発表 | Metaについて
【Facebook】
Facebookでは、長い文章やわかりにくいキャッチコピーが好まれません。クリエイティブのABテストが重要です。
- 日本国内の月間ユーザー数は2,600万人、若年層の利用率は低め※2019年7月時点
- ビジネスや友人間で使われるSNS
②大量の画像・動画を制作する環境とルーティンを整える
ABテストで最適な画像・動画を絞り、さらにPDCAサイクルを回すことを目指しましょう。
【SNS広告運用との併用がおすすめ】ライバルマーケティング広告とは
ライバルマーケティング広告は、任意のURL (競合他社のWebサイトなど)の訪問者に広告配信する手法です。競合の製品・サービスに興味がある見込み顧客に対して、効率的にアプローチできます。
【メリット】
- 競合他社の集客力を利用できる
- 顕在層にアプローチが可能
- 簡単に運用できる
- 効果検証がしやすい
SNS広告運用との併用がおすすめ
ライバルマーケティング広告は、InstagramやFacebookなどのSNS広告との併用をおすすめします。SNS広告は潜在層、ライバルマーケティング広告は顕在層へのアプローチが得意です。
潜在層:悩みや不安があるが、具体的な課題やニーズをまだ認識できていない顧客のこと
顕在層:自身のニーズを自覚している顧客のこと
ターゲットとなる顧客層が異なるため、併用して運用することで大きな効果が見込めるでしょう。
まとめ
SNS広告運用は、繰り返しABテストをして『勝ちパターン』を見つけることが大切です。以下のポイントを押さえて、Instagram・Facebookを運用していきましょう。
- SNS広告運用の画像・動画の数は、最低出稿する広告の2倍
- SNS広告運用の効果を最大限高めるには、大量の画像・動画を制作する環境とルーティンを整える
- SNS広告運用とライバルマーケティング広告は併用がおすすめ
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