
本記事では、YouTubeの動画広告を運用したい方に向けてYouTube広告の特徴から種類、運用ポイントまで徹底解説します。動画以外のYouTube広告についても紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
【本記事で解決できる悩み】
・CV向上が見込める動画広告を知りたい
・YouTube広告運用をスムーズに進めたい
・なぜ動画広告が注目されているのかが知りたい
目次
動画広告がスゴい理由
動画広告の市場は右肩上がりで年々拡大中です。動画は静止画や文章と比べて、1分間の動画でWebページ3,600枚分の情報量がある(※出典:Forrester Research)といわれているほど、短時間で圧倒的な情報量を誇ります。
さらに、他のWeb広告にはない「音」や「動き」を伝えられるため、ストーリー性を持たせやすい点がメリットです。
参考:サイバーエージェント、2021年国内動画広告の市場調査を発表 | 株式会社サイバーエージェント
代表的な動画広告『YouTube』
動画広告のなかでも代表的なのがYouTubeです。YouTubeの世界月間利用者数は約20億人。日本国内での月間利用者数は6,500万人を超える、大人気プラットフォームです。
YouTube広告は動画を視聴しなければ費用がかかりません。興味を持っているユーザーにのみ広告配信が可能なので、CVにつながりやすく、コストパフォーマンスが高い点が特徴です。
YouTube広告のメリット・デメリット
YouTube広告にはそれぞれメリット・デメリットがあります。メリット・デメリットの両方をしっかりと把握したうえで運用しましょう。
【メリット】
・年齢を問わず幅広いユーザーにアプローチできる
・ターゲットを絞って配信できる
・費用対効果が高い
・自社サイトへ誘導できる
・興味を持ったユーザーを追跡できる
【デメリット】
・広告動画がスキップされる可能性がある
・イメージダウンしてしまう恐れがある
・動画制作に時間とコストがかかる
・クリック率・CV率は低い傾向にある
YouTube動画広告の種類
次に、YouTube動画広告の種類について紹介します。
広告フォーマット | 特徴 | プラットフォーム | 仕様 |
スキップ可能な動画広告(インストリーム広告) | 視聴者は広告が5秒間再生されたあとにスキップが可能 | PC・モバイルデバイス・テレビ・ゲーム機 | 動画プレーヤー内で再生(5秒後にスキップ可能) |
スキップ不可の動画広告(インストリーム広告) | 最後まで見ないと動画を視聴できない | PC・モバイルデバイス・テレビ・ゲーム機 | 動画プレーヤー内で再生 |
バンパー広告 | 最長6秒のスキップ不可の短い動画広告
スキップ可能広告、またはスキップ不可広告を有効にしている場合、バンパー広告も有効になる |
PC・モバイルデバイス・テレビ・ゲーム機 | 動画プレーヤー内で再生、最長6秒 |
参考:YouTube の広告フォーマット – YouTube ヘルプ
①スキップ可能な動画広告(インストリーム広告)
インストリーム広告のスキップ可能な動画広告は、3分以内の動画広告を動画本編の再生前・再生中・再生後に挿入できる広告です。
ユーザーは広告動画が表示され始めた5秒後に、手動でスキップできます。動画アクションキャンペーンと併用して広告配信すれば、CVの向上が期待できます。
【メリット】
・スキップできるためユーザーに与える不快感が小さい
・興味があるユーザーのみリーチできる
【デメリット】
・興味がないとスキップされる
・潜在層へのリーチが難しい
②スキップ不可の動画広告(インストリーム広告)
インストリーム広告のスキップ不可の動画広告は、動画の前後、または途中に再生される15秒以下の動画広告です。最後まで広告を視聴しないと動画が再生されません。
【メリット】
・ユーザーに確実に訴求できる
・自社商品やサービスの認知に効果的
【デメリット】
・スキップ不可のためユーザーに不快感を与える恐れがある
③バンパー広告
バンパー広告は、スキップができない最長6秒の短い動画広告です。インストリーム広告を有効にしている場合、バンパー広告も有効になります。
【メリット】
・動画が短いためユーザーのストレスが少ない
・確実に最後まで動画を観てもらえる
【デメリット】
・6秒ではユーザーの気を引くことが難しい
・スキップできないことでユーザーにネガティブな印象を与える恐れがある
動画以外のYouTube広告
動画以外のYouTube広告は以下の3つです。それぞれについて解説します。
広告フォーマット | 特徴 | プラットフォーム | 仕様 |
動画アクションキャンペーン | 広告の見出しと行動を促すフレーズ、ロゴが表示される | PC・モバイルデバイス・テレビ・ゲーム機 | – |
ディスプレイ広告 | 注目動画の右側、おすすめ動画一覧の上に表示される | PCのみ | 300×60 |
オーバーレイ広告 | オーバーレイの画像広告、またはテキスト広告が動画の再生画面の下部20%に表示される | PCのみ | サイズは 468×60 または 728×90 ピクセル |
①動画アクションキャンペーン
インストリーム広告とは別に、見出しと行動を促すフレーズ、ロゴを表示できます。リンク先にアクセスできるようにすることで、見込み顧客やCVの獲得が見込めます。
【メリット】
・購入・サイト訪問する確率の高いユーザーに配信できる
・ユーザーの行動を促しやすい
【デメリット】
・動画が魅力的でないとCVに繋がらない
・データ分析が難しい
②ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、PCの動画再生ページ右側に表示される広告です。おすすめ動画の一覧より上部に表示されるので、ユーザーの目に触れやすい広告といえます。ユーザーが広告をクリックした際に、広告が表示(ページが遷移)します。
【メリット】
・関心度の高いユーザーと接点ができる
・画像と簡単な設定のみで配信できる
・自社商品やサービスの認知に効果的
【デメリット】
・関心度の低いユーザーには詳細情報を見せられない
・クリック率・CV率は低い傾向にある
③オーバーレイ広告
オーバーレイ広告は、YouTubeの動画内に配信されるバナー広告です。ディスプレイ広告と同様、PCのみでしか配信できません。動画を制作する時間と費用が抑えられるため、安価に配信できる点が大きなメリットです。
【メリット】
・安価で配信できる
・動画の邪魔にならない場所に表示される
・多くのユーザーに広告をリーチできる
【デメリット】
・PCでしか配信できない
・広告をすぐ消されると認知に繋がらない
YouTube広告の運用ポイント
YouTube広告は、動画を閲覧に来るユーザーに向けて適切な配信を行うことが重要です。以下の3つのポイントを意識して広告を運用していきましょう。
【運用ポイント】
・カスタムインテントで鮮度を保ちやすいターゲティングを実施する
・YouTube広告の種類は目的にあわせて選ぶ
・動画はストーリー性を意識する
※カスタムインテントとは:商品・サービスに関するキーワードなどを入力すると、関心があると推測されたユーザーをGoogleが自動的に抽出して広告配信をする機能
ライバルマーケティング広告との併用が効果的
YouTube広告との併用におすすめなのはライバルマーケティング広告です。ライバルマーケティング広告では、任意のURLの訪問者に対して広告配信ができます。YouTube広告と併用することで、CVの向上が見込めるでしょう。
【メリット】
・コストを抑えられる
・競合他社の集客を利用して広告配信ができる
・自社商品を認知していない顕在層にアプローチできる
・誰でも簡単に運用できる
・効果検証がしやすい

まとめ
動画は静止画や文章と比べて、短時間で圧倒的な情報量を誇ります。動画広告の市場は年々拡大しているため、代表的な動画広告『YouTube広告』を運用してみてはいかがでしょうか。
YouTubeの世界月間利用者数は約20億人と、大人気のプラットフォームです。動画のストーリ性を意識しつつ目的にあわせた広告を配信すれば、CVの向上が期待できます。
YouTube広告と併用してライバルマーケティング広告を実施すれば、さらなる効果が見込めるでしょう。
詳しい資料はこちら