純資産価額方式とは?非上場株式の評価手順と法人税額等相当額

純資産価額方式は、会社の資産・負債を相続税評価へ洗い替え、評価差額に対する法人税額等相当額を控除して1株価額を求める方法です。帳簿価額との違いと計算手順を整理します。
- 株主区分と会社規模を確定する
- 課税時期現在の資産と負債を洗い出す
- 各資産を相続税評価額へ洗い替える
- 税務上認められる負債を確認する
株主区分と会社規模を確定する

株主区分と会社規模を確定するは、対象・基準日・証拠を分けて確認すると結論が明確になります。 結論を数字へ置き換え、次の決算・申告まで再現できる状態にします。
株主区分と会社規模を確定するの税務上の判断基準
株主区分と会社規模を確定するの入口は、対象範囲を先に固定することです。 株主区分と会社規模を確定するは条件の一部だけで決めない
小会社は純資産価額方式が原則で、中会社は類似業種比準方式との併用、大会社も選択により純資産価額方式を使える場合があります。取得者が少数株主なら配当還元方式の検討が先です。
株主区分と会社規模を確定するを実務へ落とす確認手順
社内では株主区分と会社規模を確定するの根拠を一つの台帳へ集約します。 株主区分と会社規模を確定するの日付・金額・根拠資料を一つの台帳で管理する
株主関係、会社規模、特定会社該当性を確認し、純資産価額方式を使う根拠を評価明細書へ残します。 株主区分と会社規模を確定するの前提が変われば再判定します。
課税時期現在の資産と負債を洗い出す

課税時期現在の資産と負債を洗い出すでは、税額計算の前に制度の入口と除外条件を確定します。 結論を数字へ置き換え、次の決算・申告まで再現できる状態にします。
課税時期現在の資産と負債を洗い出すの税務上の判断基準
まず課税時期現在の資産と負債を洗い出すに使う基準日をそろえます。 課税時期現在の資産と負債を洗い出すは条件の一部だけで決めない
相続・贈与の課税時期を基準に、現預金、売掛金、棚卸資産、土地、建物、有価証券、保険積立金、借入金、未払金などを網羅します。決算書だけで漏れなく確定できるとは限りません。
課税時期現在の資産と負債を洗い出すを実務へ落とす確認手順
課税時期現在の資産と負債を洗い出すの期限から逆算して担当者を決めます。 課税時期現在の資産と負債を洗い出すの日付・金額・根拠資料を一つの台帳で管理する
課税時期までの試算表、固定資産台帳、契約書、残高証明、後発取引を確認し、簿外項目を点検します。 課税時期現在の資産と負債を洗い出すの前提が変われば再判定します。
非上場株式は株主区分と会社規模に応じ、類似業種比準方式、純資産価額方式、その併用方式または配当還元方式で評価します。
大会社・中会社・小会社の原則的評価方法と、類似業種比準価額・純資産価額の選択関係が定められています。
各資産を相続税評価額へ洗い替える

各資産を相続税評価額へ洗い替えるを実務で扱うには、原則だけでなく期限と社内手順までつなぐ必要があります。 結論を数字へ置き換え、次の決算・申告まで再現できる状態にします。
各資産を相続税評価額へ洗い替えるの税務上の判断基準
各資産を相続税評価額へ洗い替えるは原則と例外を一緒に読む必要があります。 各資産を相続税評価額へ洗い替えるは条件の一部だけで決めない
土地は路線価等、上場株式は課税時期の評価、非上場株式は別途評価するなど、資産ごとに財産評価基本通達の方法を適用します。会計上の簿価や時価評価と同一ではありません。
各資産を相続税評価額へ洗い替えるを実務へ落とす確認手順
各資産を相続税評価額へ洗い替えるの判断資料を申告書まで追跡可能にします。 各資産を相続税評価額へ洗い替えるの日付・金額・根拠資料を一つの台帳で管理する
資産別に帳簿価額、相続税評価額、評価根拠、資料日付を並べ、評価差額を追跡できるようにします。 各資産を相続税評価額へ洗い替えるの前提が変われば再判定します。
税務上認められる負債を確認する

税務上認められる負債を確認するは、会計処理・税務要件・資金繰りの三面から比較します。 結論を数字へ置き換え、次の決算・申告まで再現できる状態にします。
税務上認められる負債を確認するの税務上の判断基準
数字を入れる前に税務上認められる負債を確認するの法的な区分を確定します。 税務上認められる負債を確認するは条件の一部だけで決めない
帳簿上の負債でも、課税時期に債務が確実でない引当金などはそのまま控除できない場合があります。一方、未払税金等は評価上の扱いを個別に判定します。
税務上認められる負債を確認するを実務へ落とす確認手順
税務上認められる負債を確認するは比較表と証憑を同じ案件番号で結びます。 税務上認められる負債を確認するの日付・金額・根拠資料を一つの台帳で管理する
契約、請求書、納税通知、支払実績から債務の成立と金額を確認し、控除可否の根拠を付けます。 税務上認められる負債を確認するの前提が変われば再判定します。
評価差額を計算する

評価差額を計算するの誤りは後から直しにくいため、決議・取引・申告の順に点検します。 結論を数字へ置き換え、次の決算・申告まで再現できる状態にします。
評価差額を計算するの税務上の判断基準
評価差額を計算するでは形式より取引の実態が優先されます。 評価差額を計算するは条件の一部だけで決めない
相続税評価額による純資産と帳簿価額による純資産の差額を求めます。含み益の大きい土地や有価証券がある会社では、帳簿純資産より株価が大きくなることがあります。
評価差額を計算するを実務へ落とす確認手順
評価差額を計算するの変更履歴も保存し、事後説明に備えます。 評価差額を計算するの日付・金額・根拠資料を一つの台帳で管理する
資産・負債ごとの洗替差額を集計し、仕訳上の含み益と評価上の差額を混同しません。 評価差額を計算するの前提が変われば再判定します。
大会社・中会社・小会社の原則的評価方法と、類似業種比準価額・純資産価額の選択関係が定められています。
非上場株式は株主区分と会社規模に応じ、類似業種比準方式、純資産価額方式、その併用方式または配当還元方式で評価します。
法人税額等相当額を控除する

法人税額等相当額を控除するについては、名称ではなく実際の契約と行動で判定します。 結論を数字へ置き換え、次の決算・申告まで再現できる状態にします。
法人税額等相当額を控除するの税務上の判断基準
当期だけでなく法人税額等相当額を控除するの翌期影響まで確認します。 法人税額等相当額を控除するは条件の一部だけで決めない
純資産価額方式では、評価差額に対する法人税額等相当額を所定の割合で控除します。帳簿上の繰延税金負債や実際の売却予定税額をそのまま使う計算ではありません。
法人税額等相当額を控除するを実務へ落とす確認手順
法人税額等相当額を控除するを月次締めへ組み込み、決算直前の漏れを防ぎます。 法人税額等相当額を控除するの日付・金額・根拠資料を一つの台帳で管理する
課税時期に適用される評価明細書の割合を確認し、評価差額へ一貫して適用します。 法人税額等相当額を控除するの前提が変われば再判定します。
自己株式と発行済株式数を確認する

自己株式と発行済株式数を確認するの判断結果は、翌期も再現できる資料へ落とし込むことが重要です。 結論を数字へ置き換え、次の決算・申告まで再現できる状態にします。
自己株式と発行済株式数を確認するの税務上の判断基準
自己株式と発行済株式数を確認するの可否は一つの条件だけでは決まりません。 自己株式と発行済株式数を確認するは条件の一部だけで決めない
1株当たり価額の分母には評価上の株式数を使います。自己株式、種類株式、増資・減資、株式分割があると単純な登記簿上の発行数だけでは誤ることがあります。
自己株式と発行済株式数を確認するを実務へ落とす確認手順
自己株式と発行済株式数を確認するの確認者と承認日を記録します。 自己株式と発行済株式数を確認するの日付・金額・根拠資料を一つの台帳で管理する
株主名簿、登記、株主総会議事録、資本取引を課税時期現在で照合します。 自己株式と発行済株式数を確認するの前提が変われば再判定します。
類似業種比準価額との関係を確認する

類似業種比準価額との関係を確認するを選ぶ前に、代替案と将来の税負担も同じ数字で比べます。 結論を数字へ置き換え、次の決算・申告まで再現できる状態にします。
類似業種比準価額との関係を確認するの税務上の判断基準
最後に類似業種比準価額との関係を確認するの結論を一次資料へ照合します。 類似業種比準価額との関係を確認するは条件の一部だけで決めない
中会社の併用方式や小会社の選択計算では、類似業種比準価額も必要になります。純資産価額だけ計算して最も低い数字を採ることはできません。
類似業種比準価額との関係を確認するを実務へ落とす確認手順
類似業種比準価額との関係を確認するの前提が変わった時点で再判定します。 類似業種比準価額との関係を確認するの日付・金額・根拠資料を一つの台帳で管理する
会社規模別のL割合、特定会社判定、選択可能な方式を整理し、採用価額まで再計算できる資料を保存します。 類似業種比準価額との関係を確認するの前提が変われば再判定します。
大会社・中会社・小会社の原則的評価方法と、類似業種比準価額・純資産価額の選択関係が定められています。
非上場株式は株主区分と会社規模に応じ、類似業種比準方式、純資産価額方式、その併用方式または配当還元方式で評価します。
純資産価額方式でよくある質問

帳簿純資産を株式数で割ればよいですか
資産・負債を相続税評価へ洗い替え、法人税額等相当額も調整します。
小会社は必ず純資産価額方式ですか
原則ですが類似業種比準価額との選択関係を確認します。
引当金はすべて負債にできますか
課税時期に確実な債務かを個別に判定します。
土地の含み益も反映しますか
相続税評価額へ洗い替えるため差額へ反映されます。
非上場株式は株主区分と会社規模に応じ、類似業種比準方式、純資産価額方式、その併用方式または配当還元方式で評価します。
大会社・中会社・小会社の原則的評価方法と、類似業種比準価額・純資産価額の選択関係が定められています。
